【実験】セブンの阜杭豆漿(フーハンドウジャン)を台湾の烏醋で作ったら固まらなかった|米酢版との違い

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こんにちは。小泉朝子です。

セブンイレブンで買える台北の人気店「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」のボトル豆乳で、鹹豆漿(シェントウジャン)を作りました。今回は、台湾の烏醋(ウーツー)を使うとどうなるか試しました。

セブン-イレブンで買った阜杭豆漿(フーハンドウジャン)プレーン加糖290mLのボトル。木のまな板の上に立てて置いてある

米酢で作ったときは、ふるっとおぼろ状に固まりました。せっかく阜杭豆漿が手に入ったので、台湾から烏醋を取り寄せて、同じ作り方で試してみます。

先に結果を書きます。

  • 固まりませんでした。87℃まで温めて3分待っても、さらさらのままでした
  • でも、香りとコクがあって、おいしかったです
  • 好みでいうと、私は米酢版のほうが好きでした

⚠️ 今回は、お酢だけでなくしょうゆも日本のものから台湾の金蘭醬油に替えています。そのため、お酢だけを変えた厳密な比較ではありません。今回実際に作った2杯の違いとして紹介します。

📖 米酢で作る基本のレシピ(材料・分量・手順)は、こちらにまとめています。
→ フーハンドウジャン(阜杭豆漿)はセブンで買える|東京都限定198円・味とレシピ

目次

米酢版と、何がどう違ったのか

米酢版今回の烏醋版
豆漿阜杭豆漿 プレーン 200mL同じ
しょうゆ正田しょうゆ 5mL金蘭醬油 5mL
酢タマノイ米酢 10mL(酸度4.5%)工研烏醋 10mL(酸度1.8%以上)
温め方電子レンジ 500W 2分30秒同じ
注いだときの温度約84℃約87℃(今回のほうが高い)
待った時間1分30秒3分
結果ふるっとおぼろ状さらさらのまま

※しょうゆも替えているので、お酢だけの比較ではありません。

取り寄せたのは「金蘭醬油」と「工研烏醋」

金蘭醬油と工研烏醋のボトルを並べたところ。ラベルが読める

左が金蘭醬油(KIMLAN)。590mL、原産国は台湾です。

右が工研烏醋(KONG YEN Black Vinegar)。600mL、こちらも台湾産です。

「烏醋(ウーツー)」は英語の商品名では「Black Vinegar」と書かれています。

私は最初、日本の「黒酢」のようなものだと思っていたのですが、調べてみると、日本の黒酢とはかなり違うものでした……。

材料(1人分)

米酢版から変えたのは、しょうゆと酢の2つだけ。

分量は変えていません。

材料分量米酢版との違い
阜杭豆漿(プレーン・加糖)200mL同じ
金蘭醬油(台湾しょうゆ)5mL(小さじ1)正田しょうゆから変更
工研烏醋10mL(小さじ2)タマノイ米酢から変更
干しえびひとつまみ同じ
味付け中華ザーサイお好みで同じ
冷凍青ねぎお好みで同じ
冷凍油條(ヨウティヤオ)1本同じ

ラー油を今回忘れてました。

作りたい方はお好みでラー油もどうぞ。

しょうゆ5mLに対して、酢は倍の10mL。

この比率も米酢版と同じです。

作り方(くわしくは基本のレシピへ)

豆漿を注ぐまでの手順と加熱設定は、米酢版と同じです。器にしょうゆ・烏醋・ザーサイを入れて、500Wで2分30秒温めた豆漿を、高い位置から一気に注ぐ。それだけです。

→ くわしい手順と分量は、基本のレシピにまとめています

小皿に分けた材料。干しえび、味付けザーサイ、刻んだ青ねぎ、台湾しょうゆ、工研烏醋の5つ

烏醋を入れた時点で、器の底が米酢のときよりはっきり黒い。米酢は無色だったので、見た目からもう違います。

温めた豆漿を高いところから器に一気に注いでいるところ

台湾しょうゆ(金蘭醬油)について。私が食べ比べた範囲では、味は日本の濃口しょうゆとよく似ていました。シェントウジャンを作るためだけなら、おうちにあるしょうゆで十分です。台湾産の材料でそろえてみたい人には、楽しいと思います。

87℃まで温めて3分待っても、固まりませんでした

温度を測ってみると、今回は87℃。米酢のときは同じ設定で84℃でした。

なぜだ……。

やっぱりラー油の色どりもほしいなあ。

まずは2分待って、下からすくってみました。

2分待ってスプーンですくったところ。固まらずさらさらのまま

さらさらでした。

米酢のときは「1分ではまだシャバシャバ。さらに30秒待ったら、ふるっとおぼろ状になった」という結果でした。今回はそれより長めに待ったのですが、それでも固まっていません。

さらにもう1分待ちました。

さらに1分待ってすくったところ。泡ばかりでおぼろにならない

やっぱり、さらさらのまま。

スプーンにすくえるのは泡ばかりで、米酢のときのようなおぼろ状にはなりませんでした。

固まりにくかった理由として考えられること

「じゃあ、なぜ固まらなかったんだろう?」

気になって、工研烏醋のことを調べてみました。

調べてみると、今回使った工研烏醋は、醸造酢に野菜・果汁・香辛料などを合わせた調味料。日本の米黒酢とは原材料もかなり違いました。

シェントウジャンの“ふるっ”とした状態には、酢の酸が関係していることがわかりました。

豆乳メーカーのマルサンアイも、シェントウジャンについて「無調整豆乳と酢を合わせることで全体が少し固まる」と説明しています。キッコーマンも「酢のチカラでおぼろ豆腐状に固めたスープ」と紹介しています。

そして今回使った酢を比べると、

  • 米酢版のタマノイ米酢:酸度4.5%
  • 今回の工研烏醋:酸度1.8%以上

でした。どちらもメーカー公式の表示です。

今回はどちらも10mL使ったので、工研烏醋のほうが酸度が低かったことが固まりにくかった理由のひとつかもしれません。

ただし、豆乳の固まり方は酢だけでなく、豆乳の種類や温度などにも左右されます。マルサンアイも、無調整豆乳を使うこと、温度が低すぎたり沸騰させたりすると固まりにくいことをポイントとして挙げています。

なので今回は、「烏醋だから絶対に固まらない」とは言い切れません。

今回実際に作った2杯では、米酢版は固まり、烏醋版は固まりませんでした。
条件がすべて同じではないため断定はできませんが、酸度の違いはひとつ気になるポイントでした。

それでも、食べてみたら

具を入れて完成です!

烏醋で作ったシェントウジャン。黒い器の豆乳スープに油條、刻みねぎ、干しえびがのり、れんげを添えている
ネギと干しえびを最後に入れると、色どりがきれい

固まりはしなかったけれど、とりあえず食べてみることに。

おいしかったです。

そして、烏醋の存在感がすごい。

コクと香りが強くて、スープ全体の印象が米酢版とはかなり変わりました。

米酢版より台湾らしい香りやコクを強く感じて、台湾感満載。

ただ、これまでお店で食べてきたシェントウジャンの味とも違います。

烏醋そのものの印象は、

  • 見た目のとおり、黒くてコクがある
  • 酸っぱいだけの酢とは違って、ソースのような風味もある
  • 独特の香りがあって、アジアンな感じ

というものでした。

米酢が「酸味」だとしたら、烏醋は私には「酸味+うまみ+香り」に感じます。

だから固まらなくても、ひとつのスープとしておいしく食べられたのだと思います。

味と食感の違い

米酢版と、今回の烏醋版を比べてみます。

項目米酢版烏醋版
見た目白い。おぼろが浮くやや茶色い。さらさら
食感ふるっと、とろみありとろみなし。スープに近い
酸味すっきり、まっすぐまろやか。奥に甘みとコク
香りほとんどない強い。台湾らしい香りを感じる
台湾らしさ(私の印象)ふつう強く感じた

※あくまで今回の2回分を比べた、私個人の感想です。

好みは米酢版でした

固まらなかったのに、こう書くのも変ですが。

台湾らしい香りとコクを楽しむなら、今回の烏醋版もアリ。

あの独特の香りは、米酢版にはありませんでした。

ただ、好みでいうと私は米酢版のほうが好きです。

ふるっとしたおぼろ状の食感があって、私がシェントウジャンに期待する感じに近かったから。

今回までの2回では、

米酢で作ったときはふるっと固まり、烏醋で作った今回はさらさら。

という結果になりました。

食感を楽しみたいなら米酢のほうが向いていそうですが、まだ2回分だけの結果です。

また違う条件でも試してみたいと思います。

材料の購入先

阜杭豆漿はセブンイレブン(東京都限定)、油條などは業務スーパー。ここは米酢版のときと同じです。

→ 基本のレシピ記事に、買った場所と値段の一覧があります

問題は烏醋です。工研烏醋は、ふつうのスーパーではなかなか見かけません。私はネットで購入しました。

工研烏醋(KONG YEN Black Vinegar)のボトル

工研烏醋(KONG YEN Black Vinegar)

今回使った台湾の烏醋。独特の香りとコクがあります。

金蘭醬油(KIMLAN)のボトル

金蘭醬油(KIMLAN)

今回使った台湾のしょうゆ。日本の濃口しょうゆと似た味に感じました。

※価格・在庫・送料は、各販売先でご確認ください。

まとめ|固まらなかったけれど、おいしかった

セブンの阜杭豆漿を、台湾の金蘭醬油と工研烏醋で作ってみた結果は、固まりませんでした。87℃まで温めても、3分待ってもさらさらのまま。米酢版より温度は高かったのに、です。

それでも、固まらなかったけれど、おいしかった。台湾らしい香りとコクが強くて、米酢版にはない一杯になりました。好みでいうと、私は米酢版のほうが好きです。

最初は「失敗したかな」と思ったのですが、食べてみたらおいしかった。

料理って、こういうことがあるから面白いです。

工研食品からは『白醋』も販売されているので、次はそちらでも試してみたいと思います。

📖 ふるっとしたおぼろ状の食感が目当ての方は、まずこちらから。
→ フーハンドウジャン(阜杭豆漿)はセブンで買える|東京都限定198円・味とレシピ

ごちそうさまでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

🗺️ 東京のシェントウジャン
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この記事を書いた人

シェントウジャンを中心に、東京の台湾朝ごはんのお店を食べ歩いています。
実際に訪問したお店をレビューしています。
2026年10月現在27軒回りました。
東京在住の主婦です。
いつか台湾の朝ごはん文化も体験したいです。

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